人間環境学とは

教育課程の編成方針(カリキュラムポリシー)

教育課程の目的

 人間環境学府における教育プログラムは、第1に、既存の学問分野を習得するという目的、第2に、人間環境学というディシプリンを開発・創造するという目的からなっています。
 これら2つの目的を実現するために、5専攻11コース及び専門職学位課程1専攻が用意されています。すべてに共通する目標は、工学的なテクノロジーから文系的なソフトサイエンスに至るまでの幅広い教育を行うことです。

教育課程の編成方針

 人間環境学府としての基本方針を、修士課程、博士後期課程および専門職学位課程に分けて記します。

修士課程
 教育プログラムの第2の特色たる人間環境学のディシプリンを開発・創造するために、2つの方策を実施しています。第1に、コアカリキュラム的な「人間環境学」を必修に準じる科目として設定し、全専攻の学生が受講できるようにしています。第2に、自分の所属するコースのみならず他のコース、他の専攻の科目を幅広く履修し、学際的な知識やスキルを習得できるようになっています。つまり、従来の学問分野を徹底的に学習したい学生は、自コースの科目を多く履修すればよいですし、逆に複数の学問分野を学び、学際的な知識を習得したい学生は、複数のコースの科目をバランスよく履修すればよいようになっています。
博士後期課程
 高度の専門的知識の習得とともに、独自の研究方法を展開する能力を養成し、高等教育機関において教育・研究に従事する専門研究者を育成する指導体制をとっています。
専門職学位課程
 本課程の特徴は、臨床現場での実習を豊富に設定したところにあり、実習中心のカリキュラムとなっています。実務家教員がそれぞれの専門とする臨床領域(教育、福祉、医療・保健)を担当し、幅広い臨床実践能力の獲得をめざします。また臨床実践力を高めるために事例研究論文の作成を行います。

教育指導体制

 修士課程、博士後期課程および専門職学位課程いずれにおいても、複数指導教員体制をとり、学生へのきめこまやかな指導を目指しています。人間環境学が実践的・実証的な科学であることに鑑み、フィールドワークや、実践的な演習・実験を重視した教育を行っています。このことは、いうまでもなく理論的・基礎的な研究を軽視しているわけではありません。応用学がしばしば陥りがちな、「理論なき瑣末な処方箋」にならないためにも、新しいパラダイムの誕生につながるような基礎研究を続けています。

以下には専攻(コース)ごとの教育課程の編成方針を示します。

都市共生デザイン専攻

修士課程
アーバンデザイン学コース(学位プログラム:アーバンデザイン学(修士))

 本プログラムでは、理論から計画、デザインまでを総合的に学べる科目を構成している。理論を中心とした特論、学内外での実験、実習、フィールドワーク、ワークショップ等を通じて専門知識を深める演習やセミナー、知識を活かした創造的な作業によって都市や建築を計画し、デザインする能力を養成するスタジオ、そして正副2名の指導教員とともに進める特別研究がある。

都市災害管理学コース(学位プログラム:都市災害管理学(修士))

 本プログラムでは、理論から計画、デザインまでを総合的に学べる科目を構成している。理論を中心とした特論、学内外での実験、実習、フィールドワーク、ワークショップ等を通じて専門知識を深める演習やセミナー、知識を活かした創造的な作業によって都市や建築を計画し、デザインする能力を養成するスタジオ、そして正副2名の指導教員とともに進める特別研究がある。

持続都市建築システム国際コース(学位プログラム:持続都市建築システム学(修士))

 本プログラムでは、都市や建築の持続化を追究する専門家に必要な能力の修得を目指す。具体的には、都市や建築分野の専門分野のみならず持続化に関連する様々な領域を把握できる「鳥瞰力」、国際的な場で活発にコミュニケーションを取りながら協働することができる「国際力」、高い専門知識を基に各フィールドでの個別課題に対して実践的な解決方法を立案できる「実践力」の修得が課題である。これらの課題を達成するために、都市・建築分野またはその周辺領域において活躍する講師陣による専門的講義、アジアの都市問題や居住環境の改善に関わる実務の現場においてフィールドワークやワークショップ、更に実務者を交えたスタジオやセミナーを実践し、都市・建築の持続化を実現する方法と技術を教育する。

博士後期課程
都市共生デザインコース(学位プログラム:都市共生デザイン学(博士))

 本プログラムの博士後期課程における個別の研究指導では、学生の研究分野に関する高度な専門知識を身につけるとともに、学生自身が課題を発見してその解決を図る能力を習得できるよう、各分野の専門教員が指導する講究が準備され、正副3名の指導教員が研究指導を行う。

持続都市建築システム国際コース(学位プログラム:持続都市建築システム学(博士))

 本プログラムでは、都市や建築の持続化を追究する高度な専門家に必要な能力の修得を目指す。具体的には、都市や建築分野の専門分野のみならず持続化に関連する様々な領域を把握すると共に持続化の課題を解決できる「鳥瞰力」、国際的な場で活発にコミュニケーションを取りながら協働することができる「国際力」、高い専門知識を基に各フィールドでの個別課題に対して実践的な解決方法を立案し、指導的立場から実行できる「実践力」の修得が課題である。これらの課題を達成するために、本コースでは学際性豊かな講師陣により専門的講義を構成している。また、様々なフィールドワークや実践的な研究・実験を重視している。個別の研究指導では、複数指導教員体制をとり、学生へのきめ細やかな指導を提供する。

人間共生システム専攻

修士課程
臨床心理学指導・研究コース(学位プログラム:臨床心理学(修士))

 臨床心理士資格のための第1種指定大学院として、臨床心理学の知識や臨床心理学的技法の習得や人格および行動の変容と人間の生涯にわたる発達や適応の促進を援助するためのカリキュラムが整えられている。実習に関しては、医療保健、福祉、教育といった領域の学外施設における学外実習と人間環境学府附属総合臨床心理センター(心理教育相談部門、子ども発達相談部門、生涯発達相談部門)における学内実習が実施され、本領域の指導的立場を担う研究者の養成に向け科学的で実践的な教育を行うことが可能である。

共生社会学コース(学位プログラム:共生社会学(修士))

 プログラムに入学した学生には、以下のような教育を行う。

  • 文化人類学、宗教学、民俗学、計量社会学、地域福祉社会学、家族社会学ないしはこれらの分野を横断する研究などの一つに焦点を当てた、理論・実践もしくは社会調査の領域における社会現象を説明できるようになる。
  • パーティシパント・オブザベーション、インタビュー、アンケート、サーヴェイにより得られたデータの質的・量的分析ができるようになる。
  • 高度に専門的な知識の統合的把握をする能力を身に付ける。
  • 社会科学の方法と論理的思考力を身に付ける。
  • 専門分野の内容の高度な理解と、学問固有の思考を獲得する。
  • 表現能力(自分の意見を明瞭に述べる能力)とコミュニケーション能力(討論能力、他分野を理解する能力、語学)を鍛え、他の領域と交流する視点を養う。
  • グローバリズムと地域社会のかかわりの問題を専門分野の学習を通して理解する能力を身に付ける。
博士後期課程
臨床心理学指導・研究コース(学位プログラム:臨床心理学(博士))

 臨床心理学に関する高度の専門的知識の習得とともに、独自の研究方法を展開する能力を養成し、高等教育機関において教育・研究に従事する専門教育者を育成する体制をとっている。

共生社会学コース(学位プログラム:共生社会学(博士))

 プログラムに入学した学生には、以下のような教育を行う。

  • 文化人類学、宗教学、民俗学、計量社会学、地域福祉社会学、家族社会学ないしはこれらの分野を横断する研究などの一つに焦点を当てた、理論・実践もしくは社会調査の領域における社会現象を深遠な知識から説明できるようになる。
  • パーティシパント・オブザベーション、インタビュー、アンケート、サーヴェイにより得られたデータを質的・量的分析し、研究の成果を生み出すことができる。
  • 社会科学の方法と論理的・批判的思考力を身に付ける。
  • 専門分野の内容の世界有数の理解と、学問固有の思考を獲得する。
  • 表現能力(自分の意見を明瞭に述べる能力)とコミュニケーション能力(討論能力、他分野を理解する能力、語学)を鍛え、他の領域と交流する視点を養う。
  • 国際的な学会レベルで、英語による発表、質疑によって、自分の考えを表現することができる。

行動システム専攻

修士課程
心理学コース(学位プログラム:心理学(修士))

 養成する人材像をターゲットとし、アドミッションポリシーに合致する形で、行動システム専攻心理学コースの教育プログラムの元で学ぶ学生は(1)心理学と関連分野の学問分野を習得し、(2)人間環境学というディシプリンを開発・創造することを目指す。これらの目的を実現するために、修士課程と博士後期課程が用意されている。修士課程では、「人間環境学」を含む学際的科目を設け、各専攻の学生の履修を促している。さらに、心理学コースのみならず他のコース、他の専攻の科目を幅広く履修し、学際的な知識や技能を習得できる体制を整えている。博士後期課程では、高度な専門的知識の習得に加え、独自の研究方法を展開する能力を養成し、高等教育機関において教育研究に従事する専門研究者を育成する指導体制をとっている。

健康・スポーツ科学コース(学位プログラム:健康・スポーツ科学(修士))

 人文科学的・社会科学的・自然科学的な分野にわたる多様なカリキュラム(運動・スポーツ心理学系、スポーツ文化・社会学系、運動生理・生化学系、運動疫学・処方系)を整え、広い学際的な視野から健康・スポーツ行動をめぐる課題に自主的・積極的に取り組み解決できる能力の養成を目指すとともに、それを基礎にして、各自選択した専門領域での高度な研究の推進を図る体制をとっている。

博士後期課程
心理学コース(学位プログラム:心理学(博士))

 養成する人材像をターゲットとし、アドミッションポリシーに合致する形で、行動システム専攻心理学コースの教育プログラムの元で学ぶ学生は(1)心理学と関連分野の学問分野を習得し、(2)人間環境学というディシプリンを開発・創造することを目指す。これらの目的を実現するために、修士課程と博士後期課程が用意されている。修士課程では、「人間環境学」を含む学際的科目を設け、各専攻の学生の履修を促している。さらに、心理学コースのみならず他のコース、他の専攻の科目を幅広く履修し、学際的な知識や技能を習得できる体制を整えている。博士後期課程では、高度な専門的知識の習得に加え、独自の研究方法を展開する能力を養成し、高等教育機関において教育研究に従事する専門研究者を育成する指導体制をとっている。

健康・スポーツ科学コース(学位プログラム:健康・スポーツ科学(博士))

 健康科学、スポーツ科学、身体運動科学に関する高度な専門的知識の付与および現代社会の抱える健康問題やスポーツ現象に対して独自の研究・教育方法をもって対処できる能力の養成を図る複数教員指導体制を敷いている。

教育システム専攻

修士課程
現代教育実践システムコース/総合人間形成コース(学位プログラム:教育学(修士))

 教育科学についての基礎的方法論を重視した教育を行うとともに,コアカリキュラム的な「人間環境学」の受講や他のコースおよび他の専攻の科目を幅広く受講することを通して,学際的な知識やスキルを習得することが出来るカリキュラムを整備している。また,フィールドワークや教育実践および社会的な実践に関わる演習を通して,実証的な学問として教育学を展開していく能力を養成すると同時に,学際的な学問としての教育学という新しいパラダイムの構築に向けた基礎的・理論的研究を遂行していく能力を養成することを目指す。

博士後期課程
教育学コース(学位プログラム:教育学(博士))

 教育科学についての基礎的方法論を重視した教育を行うとともに,コアカリキュラム的な「人間環境学」の受講や他のコースおよび他の専攻の科目を幅広く受講することを通して,学際的な知識やスキルを習得することが出来るカリキュラムを整備している。また,フィールドワークや教育実践および社会的な実践に関わる演習を通して,実証的な学問として教育学を展開していく能力を養成すると同時に,学際的な学問としての教育学という新しいパラダイムの構築に向けた基礎的・理論的研究を遂行していく能力を養成することを目指す。

空間システム専攻

修士課程
建築計画学コース/建築環境学コース/建築構造学コース(学位プログラム:建築学(修士))

 本プログラムでは、理論から計画、デザインまでを総合的に学べる科目を構成している。理論を中心とした特論、学内外での実験、実習、フィールドワーク、ワークショップ等を通じて専門知識を深める演習やセミナー、知識を活かした創造的な作業によって都市や建築を計画し、デザインする能力を養成するスタジオ、そして正副2名の指導教員とともに進める特別研究がある。

持続都市建築システム国際コース(学位プログラム:持続都市建築システム学(修士))

 本プログラムでは、都市や建築の持続化を追究する専門家に必要な能力の修得を目指す。具体的には、都市や建築分野の専門分野のみならず持続化に関連する様々な領域を把握できる「鳥瞰力」、国際的な場で活発にコミュニケーションを取りながら協働することができる「国際力」、高い専門知識を基に各フィールドでの個別課題に対して実践的な解決方法を立案できる「実践力」の修得が課題である。これらの課題を達成するために、都市・建築分野またはその周辺領域において活躍する講師陣による専門的講義、アジアの都市問題や居住環境の改善に関わる実務の現場においてフィールドワークやワークショップ、更に実務者を交えたスタジオやセミナーを実践し、都市・建築の持続化を実現する方法と技術を教育する。

博士後期課程
建築計画学コース/建築環境学コース/建築構造学コース(学位プログラム:建築学(博士))

 本プログラムの博士後期課程における個別の研究指導では、学生の研究分野に関する高度な専門知識を身につけるとともに、学生自身が課題を発見してその解決を図る能力を習得できるよう、各分野の専門教員が指導する講究が準備され、正副3名の指導教員が研究指導を行う。

持続都市建築システム国際コース(学位プログラム:持続都市建築システム学(博士))

 本プログラムでは、都市や建築の持続化を追究する高度な専門家に必要な能力の修得を目指す。具体的には、都市や建築分野の専門分野のみならず持続化に関連する様々な領域を把握すると共に持続化の課題を解決できる「鳥瞰力」、国際的な場で活発にコミュニケーションを取りながら協働することができる「国際力」、高い専門知識を基に各フィールドでの個別課題に対して実践的な解決方法を立案し、指導的立場から実行できる「実践力」の修得が課題である。これらの課題を達成するために、本コースでは学際性豊かな講師陣により専門的講義を構成している。また、様々なフィールドワークや実践的な研究・実験を重視している。個別の研究指導では、複数指導教員体制をとり、学生へのきめ細やかな指導を提供する。

実践臨床心理学専攻(専門職学位課程)

(学位プログラム:実践臨床心理学(専門職))

 臨床心理学における高度専門職業人の養成のために、理論学習が中心となる講義・演習と経験学習が中心となる実習のバランスを考慮した科目が設定されている。特に学内附属施設および心理臨床の3大領域である医療・教育・福祉領域における学外施設での実習など実践的な教育を展開している。また、財団法人日本臨床心理士資格認定協会による「臨床心理士」資格試験において、受験資格となると共に「論文試験」の免除が得られるカリキュラムとなっている。

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