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大学院人間環境学研究院

Department / Course

専攻・コース(学府)

Department of Education

教育システム専攻

概要

人間が成長・発達していくこと、そして生涯を通じての学びの体験を重ねていくこと、そのすべてをさまざまなアプローチで研究していくのが教育システム専攻である。本専攻では教育システムを、学校教育、家庭教育、生涯学習の各段階にわたって、ミクロな教育方法から教育政策、マクロな国際的教育環境までの諸側面から捉えるとともに、これらを哲学、歴史学、社会学、人類学などに基づいた教育諸科学の方法を駆使し、教育システムの全体像に迫り、現代の教育システム上に生じている諸問題の解決に寄与するべく教育・研究を行っている。

本専攻では次の履修コースを設けており、本専攻の教育計画学講座および国際教育環境学講座の専任教員がそのコースの主たる指導を行っている。

  • 博士後期課程 教育学コース(Educational Studies)
  • 修士課程 現代教育実践システムコース(System of Contemporary Educational Practices)
  • 修士課程 総合人間形成システムコース(System of Comprehensive Human Formation)

また、国際社会開発学講座においては、全学府にかかわる国際社会開発プログラムを運営している。

 

【受験されるみなさまへ】

修士入試準備のための推薦図書・文献リスト
大学院の受験をする皆様に基礎文献として目を通して欲しい図書です
★社会人・他大学からの受験にあたっては、現時点で希望する指導教員への事前コンタクトを推奨いたします。
教育システム専攻・社会人特別選抜リーフレット

 

教育学コース(博士後期課程)

人間が生まれてから大人になり、また、大人になってからも、私たちは家庭や地域や学校のなかで教育というものを受け、また学び続ける。人間が変化する存在である限りそこには教育と学習のシステムが機能している。教育システム専攻では教育という言葉でくくられるあらゆる現象を多様な学問的技法によって解き明かしていくことを目的としています。人間という存在を問い、教育という営みについて根源的に探求する教育哲学、教育が社会・文化の中でたどってきた道筋をふりかえることから教育のあり方を求める教育史、社会の構造・制度・文化や人間関係の有り様が教育に与える影響を解明する教育社会学、教育事象を国際比較の中で相対化していく比較教育学といった基幹的研究を踏まえ、実際の学校をはじめとする教育現場の経営や運営の技法を磨く教育経営学や教育方法学、教育施策に積極的に提言していく教育行政学、生涯を通じての人間の学びに関わる社会教育学、教育が営まれる民族、文化を探究する教育人類学など教育学で取り組む分野と方法は多彩であり、教育学自体が総合的学際性を持っている。教育学コースでは教育学の第一線で活躍する研究者を養成することはもちろん、研究的なまなざしを持った教育専門家の育成をめざしている。

 

現代教育実践システムコース(修士課程)

現代教育実践システムコースでは、実践現場での豊富な活動経験や教育経験を有する学生が、高度な専門知識や分析能力を修得することによって、高度専門職業人としてそれぞれの教育実践の改善をはかり、更なる活躍の場を拡げることを支援するための指導を行う。

すなわち、学校をはじめとする教育現場の経営や運営の技法を磨く教育経営論、教育施策に積極的に提言していく教育法制論、現代社会における高等教育のあり方を論じる高等教育論、職業教育のあり方を問うキャリア教育論、教授法や学習過程、カリキュラムの開発、評価を探求する教育情報工学、子どもの学びと教師の指導をとらえ直し、学校改善までを視野に入れて授業研究・教育実践研究を展開する教育方法学・教育実践研究、生涯を通じての人間の学びの場に関わり、その企画、運営、政策に携り、その評価、提言を行っていく社会教育計画論、国際文化交流や、開発途上国などにおける開発援助、復興開発援助などの実践論を学ぶ。

修士論文が優秀な者については、所定の入学試験を経たのち、教育システム専攻博士課程において、高度な研究能力を備えた専門職業人として、実務家・実践家を養成する研究・教育機関においてその実績を発揮しうるような能力を養成する。

また同時に、研究大学院として、上記に挙げられたような教育実践現場に深く関わる学問領域の第一線において活躍する研究者を養成する。

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