学府(大学院教育)

実践臨床心理学専攻(専門職学位課程)

専攻概要

本専攻は、わが国初の臨床心理分野の『専門職学位課程』である。  こころの問題の複雑化・多様化に対応できる臨床心理学の高度専門職業人の 輩出が社会的要請であることを踏まえ、本専攻では「様々な臨床心理現場との連携を深めつつ,種々の臨床心理現場に即応できる臨床心理分野の高度専門職 業人の養成」を教育目的とする。
具体的には

  • 種々の活動領域に対応できる能力
  • 生涯発達における様々な心理援助レベルに対応できる能力
  • いろいろな心理援助の介入レベルで動ける能力
  • 地域に根ざしたコラボレーションができる能力を持った<ハイクオリティの臨床心理士>を養成する。

そのために学内実習とともに臨床心理の三大領域(医療・保健、福祉、教育 の 領域)での学外実習を行う。また現場での実務経験豊かな「実務家教員」の 配置によって、きめ細やかな実務教育を行う。
本専攻修了者は、財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する臨床心理 士の受験資格が得られる。
また、国際社会開発学講座においては、全学府にかかわる国際社会開発プログラムを運営している。

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教員と研究テーマ

実践臨床心理学

※の教員は、博士後期課程人間共生システム専攻の専任。
*の教員は、博士後期課程行動システム専攻の専任。

氏名 代表的研究テーマ
大場 信惠 教授 病院臨床(総合病院・精神科病院)で22年の臨床心理士経験をもつ、実務家教員である。実務の経験を生かし、現場で能力を発揮でき、即戦力となって社会のニーズに応えられる臨床心理士の養成を目指します。
  • 病院実習において心理検査・心理療法・他職種との連携などについて指導します。
  • 特に保健所等で行われている1才半健診、3歳児健診の発達相談や育児支援教室に携わってきた経験から、乳幼児の心身の発達の問題に対する心理アセスメントの方法や親子関係などについて具体的な相談事例を通して指導します。
  • 不登校・摂食障害・うつ病などへの心理療法
  • 動作及びイメージを介した心理療法に関する研究
吉良 安之 教授
  • 体験過程療法の研究(ジェンドリンの体験過程理論にもとづいた、クライエントおよぴセラピストの体験様式に注目する心理療法の研究)
  • 学生相談の研究(学生期の心理社会的諸課題の研究、および大学生への心理的援助に関する実践的研究)
  • フォーカシングの研究(フォーカシング、およびフォーカシンクを用いたセラピスト援助の方法であるセラピスト・フォーカシングに関する実践的研究)
黒木 俊秀 教授
  • 精神科医として長年の離床経験がある。
  • 精神薬理学・精神疾患・精神療法<森田療法>などに関する研究
増田 健太郎 教授
  • 初任者教員のストレスの研究
  • 学校組織文化と教育相談機能との連関性に関する研究
  • 「いじめJ「不登校」等教育臨床に関する研究
  • 学校に対する支援的アプローチの研究・コーディネーター論の検討
  • 大学と学校との連携によるカリキュラム開発の研究
  • 不妊治療カウンセリングと不妊治療心理教育の研究
学校における様々な問題(児童生徒・教職員・保護者の問題)を学校と大学との連携,臨床心理学や教育経営学など学際的な協働によって解決していく新しいアクションリサーチ(支援的アプローチ〉の方法の開発。
中村 知靖 教授 心理データ解析学、心理測定学
心理テストに関する統計的な方法の開発や能力・性格などに関する心理テストの開発を主な研究テーマとしています。具体的には以下のとおりです。
  • 項目反応理論を利用した心理テストの開発(言語能力、一般的科学的知識、表情認知など)
  • コンピュータを利用した適応型テストシステムの開発
  • 項目反応理論や構造方程式モデリングにおけるパラメータ推定法
佐々木 玲仁 准教授
  • 風景構成法の機序に関する総合的研究
    キーワード:風景構成法,イメージの自律性,個別法
  • 臨床心理学の研究方法論の研究
    キーワード:質的研究法,事例研究,サンプリング戦略
  • 閉鎖環境の心理の研究
    キーワード:南極越冬隊員,心理的援助,バウムテスト
  • 学生相談におけるグループワークの研究
    キーワード:グループワークの機能,個人面接,来談履歴
松下 智子 准教授
  • 各種心理療法(イメージ療法、アートセラピー、ブリーフセラピー、身体的アプローチ等)を用いた個人・グループカウンセリングの実践
  • 学生相談領域での実践および研究
遠矢 浩一 教授
  • 自閉症や注意欠陥/多動性障がいを中心とする対人相互作用上の困難を抱えるこどもたちの発達援助アプローチに関する基礎研究
  • グループセラピーによる障がい児の対人コミュニケーションスキル発達援助に関する実践的研究
  • 障がい児の「きょうだい児」の心理発達支援に関する研究
  • 児童養護施設における生活児童の心理発達支援の実践
自閉症や注意欠陥/多動性障がい、あるいは学習障がいと診断されるこどもたちは、その障がいゆえに多かれ少なかれ、他者との円滑なコミュニケーションを行うことに困難を抱えます。そういった社会的なコミュニケーションスキルの発達を支援するための方法論について、集団相互作用論的な立場から基礎的・実践的研究を進めています。また、さまぎまな障がいを有するこどもたちの「きょうだい児」の心理的適応を促すための支援プログラムの開発に取り組んでいます。 児童養護施設においては、さまざまな心身の発達の支援を必要としているこどもたちが集団で生活をしています。そうした生活の現においてどのような心理臨床的支援ができるのかについての実践を行っています。
古賀 聡 准教授
  • アルコール依存症や薬物依存症などアディクション問題を抱える人への臨床心理学的アプローチに関する研究
  • 臨床動作法や催眠法など体験治療論にもとづく心理療法に関する研究
  • 心理劇(サイコドラマ)の臨床応用に関する研究
  • 心理リハビリテイション(臨床動作法)を通じた脳性まひ児・者の生涯発達支援に関する研究
金子 周平 准教授
  • 人間性心理学に基づく個人カウンセリング(クライエント中心療法、体験的アプローチ)に関する研究
  • エンカウンター・グループに関する研究
  • 役割交換書簡法・ロールレタリングに関する研究
  • 共感の概念とその変容、トレーニングに関する研究
田中 真理 教授
  • 障害者(発達障害や知的障害)の発達や心理臨床に関する研究、および支援環境構築のための学校・職場・家族支援に関する研究
神庭 重信 教授
  • 気分障害の診断と治療、気分障害の生化学における研究
  • 情動科学、行動遺伝学に関する研究
小澤 永治 准教授
  • 社会的養護児童への臨床心理学的支援に関する研究
  • 児童福祉領域における臨床心理学的アセスメント実践に関する研究
  • 児童養護施設心理療法担当職員の実践とスーパービジョンに関する研究
  • 発達障害児者への集団心理療法に関する研究
  • 児童・生徒への臨床動作法の実践に関する研究

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