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大学院人間環境学研究院

Greetings from Dean

研究院長・学府長挨拶
人間環境学研究院長・学府長趙 世晨

人間環境学研究院・学府のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。


人間環境学研究院・学府は、人間と環境を一体的に捉える「人間環境学」の新たな学問パラダイムの創出を理念として、1998年に人間環境学研究科として発足しました。その後、2000年に研究院と学府に再編され、教育研究体制を整えてまいりました。研究院は、都市・建築学部門、人間科学部門、教育学部門の3部門で構成されています。一方、学府には、都市共生デザイン専攻、人間共生システム専攻、行動システム専攻、発達・社会システム専攻(後に教育システム専攻へ改組)、空間システム専攻の5専攻が設置されました。さらに2005年には臨床心理学分野の実務家「臨床心理士」養成のための専門職大学院「実践臨床心理学専攻」、2024年には博士後期課程におけるジョイント・ディグリープログラムとして「九州大学・釜山大学校都市・建築学国際連携専攻」、加えて2024年にはデジタル・ビルド・エンバイロメント(D-Be)部門が設置され、研究教育のさらなる発展に向けた新たな基盤が築かれました。


本研究院・学府は、人間を取り巻く多様な環境を総合的に捉え、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目的として、教育・研究活動を展開しています。建築学、都市計画学、心理学、社会学、教育学、人間科学など、多様な分野の研究者が集い、それぞれの専門性を基盤としながら学際的に協働することにより、人間と環境の関係を多角的に探究していることが、本研究院・学府の大きな特色です。


現代社会においては、環境問題や都市の持続可能性、地域コミュニティの再生、少子高齢化への対応、さらには人々のウェルビーイングの向上など、人間と環境をめぐる課題が一層複雑化しています。これらの課題に対しては、単一の学問分野のみならず、異なる分野の知見を融合した学際的アプローチが不可欠です。本研究院・学府では、このような視点のもと、国内外の大学や研究機関、地域社会、産業界との連携を通じて、新たな知の創出とその社会実装を目指しています。


また、本研究院・学府では国際化の推進にも力を注いでいます。グローバル化が進展する今日、人間と環境をめぐる課題は国境を越えて共有されるものであり、国際的視野に立った研究と教育の重要性はますます高まっています。海外の大学・研究機関との学術交流や共同研究、留学生の受け入れ、学生の海外派遣などを通じて、国際的な研究ネットワークの形成と教育の国際化を積極的に推進しています。


教育面においては、人間環境に関わる課題を主体的に発見し、柔軟な発想と確かな専門性をもって解決に取り組むことのできる人材の育成を重視しています。学生が多様な分野の知識や方法に触れながら主体的に学び、社会との関わりの中で実践的に思考を深めることができる教育環境の充実にも努めています。


今後も本研究院・学府は、人間環境学の知を基盤として社会の持続可能な発展に寄与するとともに、国内外の研究者、学生、実務者との交流を一層深めながら、開かれた研究教育拠点としてさらなる発展を目指してまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。