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大学院人間環境学研究院

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[報告]2024年度「都市の生態学:移動・地域・生活環境」 テーマ: 移動する大学—九州大学と〈まち〉のいま・むかし・これから—

Posted at:2025.04.22

日 時: 2024年12月4日(水)15:00-18:00
場 所: E-C-203会議室 (対面とオンラインによるハイブリッド開催)
話題提供:原口大輔先生(九州大学附属図書館付設記録資料館)、髙嵜浩平 先生(九州国際大学)
指定討論・コメント:江口厚仁先生(法学研究院)、北澤満先生(経済学研究院)、坂井猛先生(キャンパス計画室)、唐寅先生(公益財団法人福岡アジア都市研究所)
参加者:96名(内教員20名(敬称略) 髙嵜、唐、木下、井上、前原、元兼、山下、宮本、原口(資料館)、北澤(経)、菅(経)、藤井(経)、坂井(計)、小島(法)、成原(法)、西村(法)、国分(人文)、遠城(人文)、今井(人文)、ホール・アンドリュー(比))、(学際企画室)久米、一般73名、学生2名。

 本研究会は、九州大学人社系協働研究コモンズ、公益財団法人アジア都市研究所、九州大学キャンパス計画室との協働で、かつての拠点となった場所を大学が離れ、新たな場所に拠点を形成するプロセスが、都市に何をもたらしたのか、今を基点に、これまでとこれからを展望する趣旨で企画された。髙崎先生からかつての大学町・箱崎の地域変容とまちづくりについて話題提供していただいた。かつて九州大学が拠点を置いた箱崎は、もともとのまちに大学町としての性格が後から加わったという経緯から、地域の歴史のなかに大学の存在が埋め込まれた点に特徴があったことが指摘された。移転後に残された箱崎跡地は国内でも例を見ない巨大な面積を擁し、これまでの街との断絶を生じさせないまちづくりが期待されている。次に、原口先生から、現在の伊都キャンパスでの周辺にあたる糸島について、明治期には港湾施設として活用しようとしたり、路面電車を通す計画が作成されたりと活性化させようとしていた歴史について紹介をいただいた。

 ディスカッションでは、箱崎キャンパスとまちで一体的に経験されていた学生生活に対して、伊都キャンパスでの学生生活が必然的に大きく変わらざるを得ない性格が指摘されると共に、学園都市の成熟に要する時間が問われた。ゲートがなく、柵・塀やバリアが解消されている伊都キャンパスの積極的な可能性についても意見交換がなされた。