本学大学院人間環境学府（行動システム専攻健康・スポーツ科学コース）修士課程2年の田中光哉さんが、令和 6 年 8 月 28日から 9 月8 日に開催される「パリ2024パラリンピック競技大会」のパラテコンドー日本代表選手（男子K44-58kg※1）に内定しました。

今後は、1月23日の一般社団法人 全日本テコンドー協会の会議にて正式に日本代表候補として選考された後、日本パラリンピック委員会（JPC）によって正式に決定されることとなります。

詳細は、メディアリリースをご覧ください　240111メディアリリース_パリパラ日本代表内定

田中さんは 先天性の障害（両上肢形成不全）がありながら、幼少期は剣道、学生時代はサッカーに熱中してきました。その後、これまでのスポーツ経験を活かしてパラアスリートに転向し、2017年から本格的にパラテコンドーを開始しました。そのスピード感や激しさに魅了されて以来、不断の努力を続け、東京2020パラリンピック競技大会に出場を果たしました。現在は、本学大学院にて「パラアスリートへ転向するアスリートの障害者アイデンティティの変容」に関する研究に取り組みながら、人々や社会へ貢献するアスリートを目指して日々努力を続けています。

 (※1) 男子K44-58kg

　K44は上肢障害の選手を対象とするクラスのこと。58kgは体重別の階級を表す。

主な競技成績

2021年　東京パラリンピック競技大会　61㎏級　第9位

2022年　アジアパラテコンドー選手権　58㎏級　優勝

2023年　杭州アジアパラリンピック競技大会　58㎏級　第2位（銀メダル獲得）

田中さんコメント 

この度はパリ2024パラリンピック競技大会への出場権獲得という目標を達成することができて嬉しいです。

パリの大舞台では力強く戦い抜く姿を、応援して下さる九州大学に関わる皆様に届けることができるようにベストを尽くします。

頑張ります！