2024年4月に九州大学・釜山大学校都市・建築学国際連携専攻(ジョイント・ディグリー・プログラム))を開設します
入試情報 重要なお知らせ 2023.11.15本学と釜山大学校(韓国)との博士後期課程におけるジョイント・ディグリープログラムとして,九州大学・釜山大学校都市・建築学国際連携専攻〔Kyushu-Pusan International Joint Department of Architecture and Built Environment〕の設置届出が2023年11月8日付けで文部科学省に受理されました。
2024年4月に開設する本専攻の概要は次のとおりです。
教育理念
九州大学・釜山大学校都市・建築学国際連携専攻は,自身が専門とする都市・建築分野はもとより,周辺領域まで幅広く俯瞰し,生活の実態や社会・文化などの背景を認識しながら環境保全に関する広範な技術や方策を理解して,それらを適切に総合化できる「都市・建築環境問題を解決するための施策・実践に向けて俯瞰力,実践力,国際力,発信力を兼備した高度専門人材」の育成を教育理念としています。
具体的には,次の特性を備えた人材を養成することを教育研究上の目的としています。
- 都市・建築の全体を周辺領域まで俯瞰でき,その包括的な視点から都市・建築環境に係わる問題を理解し,イノベーションを通じて都市・建築の持続的発展に向けた実践的な課題解決ができる国際的な人材
- 深刻な都市・建築環境問題を抱えるアジアをフィールドとし,現地での実践・演習や海外インターンシップを通して国際力を備えた人材
- 国際社会が求める技術者像,研究者像を認識し,海外大学,国際機関,産業界と連携し,得られた知見や研究成果を国際学会等で広く展開する情報発信力を備えた人材
国際連携専攻について
1 九州大学・釜山大学校都市・建築学国際連携専攻
本専攻は,九州大学と釜山大学校が共同することで相互補完的かつ単一大学では成し得ない「理論的学知」と「実践的学知」が連関する質の高い研究教育を推進し,両大学の研究力ならびに教育力の国際的評価の獲得と,大学の国際的発信力および競争力の向上を図ります。また,学生を海外の学術環境,生活環境の中で教育し,合同で博士学位を審査することで,学位の国際的質保証を担保するとともに,異文化適応能力を備えた国際的人材を養成し,都市・建築学分野における国際人としてのキャリアパスを後押します。
2 国際連携専攻の主な特徴
- 九州大学と釜山大学校の連名による学位が授与されます。学位の名称は,博士(工学),Doctor of Philosophyとなります。
- 九州大学と釜山大学校の両大学に在籍することになり,両大学から研究指導を担当する教員が配置され,国際的な幅広い観点で研究を行うことができます。
- 本学で半年間,次いで釜山大学校で半年間の研究指導を受け,その後は適宜両大学において研究を行います。最終的に本学で学位申請し,両大学で組織する学位審査委員会で合格すれば,両大学の連名による学位が授与されます。
- オンライン国際協働学習COIL(Collaborative Online International Learning)を導入し,実際の留学期間に限定されずに両大学の主・副指導教員と議論できるように、実渡航とオンラインを併用したハイブリッド型交流を行います。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
都市・建築学における専門性の追究と幅広い総合性の修得の両立を目指して、「建築が環境に与える影響を包括的に評価し、管理するための知識と技術」、「都市・建築環境を世界的な循環システムとして捉え、総合的に環境負荷を評価して管理するための知識と技術」、「将来のあるべき都市・建築像を想定して、それに向けた新しい研究分野を開拓し、その実現に必要な都市・建築政策への提言を行うための知識と技術」を教育研究の目標とし,次のアドミッション・ポリシーを設けています。
- 国際社会で通用する人材の基礎能力として、高い語学能力、特に英語による円滑なコミュニケーションが可能であること
- 自身の根幹となる専門領域での深い知識と共に、より横断的な知識の獲得に前向きな姿勢が認められること
- 実践型の研究課題に取り組むことが可能であること
募集要項
募集要項は,こちらをご覧ください。