増本 賢治准教授Kenji Masumoto
専攻 | 行動システム専攻 |
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部門 | 人間科学 |
コース |
修士:
健康・スポーツ科学 博士: 健康・スポーツ科学 |
講座 | 健康・スポーツ科学講座 |
九州大学研究者 データベース |
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K005758/index.html |
身体運動科学における研究の魅力のひとつに、「運動時に身体にかかる衝撃力を変化させながら、効果的な運動方法を模索すること」があります。
私は、現在、健康の維持・増進を目的とした、様々な条件下での運動(例:脚にかかる衝撃力を軽減したランニング)が成り立つ仕組みを明らかにすることに興味を持って、研究を実施しています。
運動時の生体力学的応答(筋肉の活動、関節の角度)、生理学的応答(酸素摂取量、心拍応答)および主観的な運動強度等を評価しています。
国内外の研究施設において、健康な一般成人やスポーツ選手などを対象として、調査を実施しています。
筋電図、呼吸代謝計測システムおよびSPSS(統計学的解析)などを使用しています。
自分自身が、本当に興味を持った研究解題に取り組むことを心がけています。
研究データを得ることが困難な実験(例:水中環境下での運動時に、筋肉の活動を測定する)に成功したときや、全く予期しない応答を確認したときには、興奮しました。
また、研究生活で、落ち込むことは、あまりありません。
L:Learn the language(専門用語を理解する、辞書を持ち歩く)
E:Enjoy learning(学ぶことを‘楽しむ’)
A:Ask questions(例:他の大学院生の調査をお手伝いさせてもらう)
R:Read, read, read(教科書・学術論文を読む)
N:Never give up on yourself(自分の能力に対して、限界を作らない)
(博士取得後研究員時代の指導教員から教わった『LEARN』)
研究以外には、定期的に、運動(水泳)を楽しんでいました。
ヒトの「健康」や「運動」について理解するためには、複数のベクトルでの多角的な視野を持つことが重要であると考えています。学際的な研究プロジェクトを完遂するためには、「他分野の研究(者)に対する尊敬」が必要不可欠であると思います。
今後も、ヒトの歩行・ランニング動態(例:歩行・ランニング時の選好ペースの規定要因の探索)について、運動生理学・生体力学的観点から、研究を実施していきたいと考えています。
○H.G.ウェルズ(著)・加藤まさし(訳)、「宇宙戦争」、講談社(2002)
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