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大学院人間環境学研究院

Faculty information

教員情報
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小山 智幸准教授Tomoyuki Koyama

専攻 空間システム専攻
部門 都市・建築学
コース 修士: 建築構造学
博士: 空間システム
講座 構造防災系講座
九州大学研究者
データベース
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K001281/index.html

研究内容

研究テーマ設定の背景

①は地球温暖化、とくに夏期の建築施工現場における生産物の品質低下や、作業員の熱中症をはじめとする労働災害や作業効率の低下が背景です。近年の気候変動により、施工現場の過酷化が顕著であり、将来にわたり良質な建築生産を実現していくためには早急に対策を策定する必要があると考えています。

 

②③は資源枯渇、環境保全、循環型建築生産の必要性が背景です。建築物は資材の使用量が多いため、それ自体が大量の廃棄物になる可能性を有している反面、他の産業から排出される副産物を大量に受け入れ可能なポテンシャルを有しています。前者に対しては③の長寿命化、後者においては②の有効利用が求められます。有効利用に際しては建築物の性能低下を招かないことが重要です。

 

研究手法

①②は実験室実験、プラントにおける実機実験・施工現場などにおける実大レベルの模擬実験、数値解析によるシミュレーションにより研究を行っています。規模が大きいので国内外の多くの大学と共同で進めています。③は長期曝露実験、機器分析により行っています。曝露実験は促進試験のみならず実際の環境での評価が重要であり、北海道から沖縄まで各所に曝露場を共有しています。

 

調査対象や調査地についての解説

①は生コンプラント、建築施工現場、学内の実験室や曝露場

 

②③は上記に加え、北海道泊、東京、三宅島、学内、霧島、沖縄の曝露場、玄海発電所内の曝露場、(リゾート地が多いような)加えて③は実構造物、軍艦島などの産業遺構において研究を行っています。

 

分析のためのソフトウェアやツール

自作の測定ツール・自動測定プログラムや解析プログラムを用いています。

 

研究についてのこだわり

“小なるものにより大は評価できない”現場を中心とする実大レベルの実験を行っています。
“時間は早送りできない”促進試験は目安に過ぎす、現地曝露が不可欠。

 

研究生活で最もわくわくしたこと

・解析結果が一発で実験結果に合ったとき
・他分野の研究者と議論するとき
・前の年と正反対の実験結果が出たとき(結構よくある)

 

研究生活で出会った印象的な人物やエピソード

・うーん 多すぎて…

 

大学院生へのメッセージ

・勉強しなさい(勉強だけができる最後の数年)
・専門とかけ離れたところに解決の糸口がある

 

大学院生の時何をしていたか

・研究してバイトして遊んでいました
・修士論文は、コンクリートの耐衝撃設計について纏めました。発表会で「航空機が衝突するような状況も想定するのか」質問されました。

 

学際連携についての思い

・研究が進んでいくと学際にならないことの方が少ないです。

 

今後の研究・実践活動について

他分野、他大学との連携を広げています。

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