岸本 裕歩准教授Hiro Kishimoto
専攻 | 行動システム専攻 |
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部門 | (基幹教育院) |
コース |
修士:
健康・スポーツ科学 博士: 健康・スポーツ科学 |
講座 | |
九州大学研究者 データベース |
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K004063/index.html http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/ |
大学院生の頃は、糖尿病患者さんへの運動介入の効果を研究していましたが、大学院を修了するころから、疫学の世界に興味を持ち始めました。それ以来、自分の研究コホートを立ち上げ、健康づくりを対象者と一緒に進めながら、疫学研究や介入研究をすることを目標に歩んできました。研究テーマの設定は、その時代の流れや傾向、対象者や地域のニーズに合わせて変化させていますので、背景も様々です。
研究では疫学手法を使っています。疫学はヒトの健康に関する集団的な事象やそれらに影響する要因を明らかにし、健康関連の諸問題に有効な対策を科学する学問です。様々な研究デザインを使って事象や関連要因を明らかにしますが、主には横断的研究(一時点の事象・関連を検討する)、縦断研究(事象・関連を複数点で検討する)、前向き追跡研究(事象の発生を検討する)、介入研究(ターゲット因子への介入による事象の変化を検討する)を使っており、研究の目的に合わせて設定しています。
調査対象や調査地は、自分から選んで決定しているというよりは、ご縁をいただいた調査対象や調査地で、求められること・できることを行うことが多いです。現在関わっている研究コホートも、地域や行政が抱える諸問題について、実態を調べ、対策を考え実現していくようなテーマが設定されています。
SASを使用しています。また、たまにSTATAを使用しています。
「研究のための研究をしない」ことを心がけています。
高齢の対象者が元気になっていくお姿がみられることは、とても嬉しく思います。また、分析では、仮説設定段階の想像を超えた興味深い結果が得られた時に、その結果はどのように解釈できるのか、を考えるときはわくわくします。
最も落ち込んだことは、、、すぐに忘れてしまうので、覚えていません。。
大学院生の時代に、たくさん国際学会に参加したことです。経済面は苦労しましたが、いろいろな国や人々と接すことが出来ました。また、世界の研究者のプレゼンや考えをリアルに聞いたこと、身振り手振りで懸命に質問したことは、今でも大事な経験です。苦労して良かったと思っています。
いろいろなことに興味を持ち、広い視点で自分の研究について、考え抜いてほしいと思います。
物事がなかなか線で理解することが出来ず、点ばかりでした。自分が何をしようとしているのか、自分の研究をどうまとめたいのか、など考えを思い巡らしていたように思います。頭でっかちになって、行動できていないことが多かったように思います。
とてもよい取り組みだと思います。昨今は、誰もが簡単に情報が得られるので、自分で取捨選択しなくてはいけません。これは効率が良い反面、情報(知識)に偏りが生じやすいと考えます。様々な分野が連携することによって、広い視点から研究を考えることができるので、このような連携の機会は、これから大事になると考えます。
引き続き、研究を通して、人々の健康づくりを考えていきたいです。それとともに、研究とは全く関係のない活動も実践してみたいと思っています。
○特にございません。
研究ブログが投稿されていません。