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大学院人間環境学研究院

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教員情報
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志波 文彦助教Fumihiko Shiwa

専攻 空間システム専攻
部門 都市・建築学
コース 修士: 建築計画学
博士: 空間システム
講座 計画環境系講座
九州大学研究者
データベース
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K003661/index.html

研究テーマ

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研究内容

研究テーマ設定の背景

学校建築研究の長い歴史を有する研究室であったからです。

 

それぞれの研究テーマには、文教施設の耐震化によって利用者に与える心理的影響はこれまで明らかにされてこなかったこと、高度経済成長期に建設されたRC造の学校建築が一斉に更新の時期を迎えており、例えば、福岡市全体で学校建築の更新をどのように管理していくかといった重要な計画的課題があること、そして、オープンスクール以降、学校建築の空間計画に関する使われ方調査が十分ではないことなど、以上が背景にあります。

 

研究手法

行動観察調査、アンケート調査、ヒアリング調査などです。

 

特に、学校建築の空間計画に関する研究では、実際に小・中学校等に行き、授業や休み時間など、生徒たちが空間をどのように使っているか、生徒たちの行動と空間の対応関係を詳しく観察していきます。

 

調査対象や調査地についての解説

少数典型事例の詳細な調査をしています。

 

これまで対象にしたフィールドは福岡市、熊本市、那覇市が中心です。これまで調査の対象としてきた学校建築の中には先進事例も多く、そうした学校建築は空間計画に特色があり、とても興味深いのです。

 

分析のためのソフトウェアやツール

調査にはカメラやビデオを使用することもあります。基本的には自らの目でしっかり観察することが重要であると考えています。

 

また、各種統計ソフトや、製図ソフト、デザインソフトを使用しています。建築図面や調査の際に撮影した画像を扱うからです。

 

研究についてのこだわり。

1)常に生活者の視点から建築空間を考えること
2)建築空間で起こる様々な現象を客観的認識により捉えること
3)客観的認識より得られた知見を広く社会に還元する方法を考えること

 

研究生活で最もわくわくしたこと、逆に最も落ち込んだこと

わくわくしたことは、研究テーマ設定の背景でも述べましたが、研究課題が実社会と極めて密接につながっていることです。研究の成果が社会に還元されることを実感できます。

 

一方、落ち込んだことは、他の学問領域に比べ依拠する研究手法が未成熟であることです。

 

研究生活で出会った印象的な人物やエピソード

1人はわが師である竹下輝和先生です。もう一人はわが師の師である青木正夫先生です。

 

大学院生へのメッセージ

よく学び、よく遊んでください。

 

また、ありきたりではありますが、読書はとても重要だと考えています。

 

大学院生の時何をしていたか

学校建設プロジェクトと住民参画型まちづくりに携わりました。

 

学校建設プロジェクトでは実務の方との共同作業が大変刺激的でした。また、実際の学校建築の建築計画の実践を通して建築計画学の重要性を再認識できた貴重な機会でもありました。

 

学際連携についての思い

学際連携は私の活動性格上、必要不可欠な取り組みです。

 

昨年度の「文教施設の耐震化における施設利用者の印象評価」研究は建築学と心理学との学際連携が必要不可欠な研究でした。こうした学際連携によって従来の分野ではできなかった全く新しい研究成果を出すことが出来ました。今後も継続的に取り組んでいきます。

 

今後の研究・実践活動について

より学際的な展開を強めた取り組みを行いたいと考えています。

 

おすすめの文献

○建築計画学8 学校Ⅰ 青木正夫 丸善

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