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大学院人間環境学研究院

Faculty information

教員情報
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有馬 雄祐助教Yusuke Arima

専攻 空間システム専攻
部門 都市・建築学
コース 修士: 建築環境学
博士: 空間システム
講座 計画環境系講座
九州大学研究者
データベース
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K008122/index.html

研究内容

研究テーマ設定の背景

快適で健康な暮らしを支える建築を省エネルギーで実現するには、気候に適した建築のデザインしていくことが大切です。現在は人為起源の温室効果ガスによる地球温暖化が着実に進行しつつあり、変化していく気候の影響を適切に考慮した建築デザインを実現するため、建築熱環境解析用の将来気象データの開発や気候に対するヒト・建築の応答に関する研究を続けています。

また、私達の持続可能で豊かな暮らしに寄与する建築を実現するには、緑・生物多様性、サステナブルな暮らし方、コミュニティの問題など、複合的な要因の考慮が不可欠です。複合的な建築の「良さ」をウェルビーイングという概念を基に評価する研究にも取り組んでいます。ウェルビーイング研究では心理面を含めた人間の「良い状態」に関する知見の蓄積や測定技法の洗練化が進んでおり、それらを建築環境評価の研究に応用しています。

 

研究手法

建築熱環境の数値シミュレーションにより、気候変動を考慮した将来気象データ作成や影響評価の研究を進めています。

アンケート調査の実施と公的統計データを活用して、ウェルビーイング概念に基づく建築環境評価の研究を進めています。

 

分析のためのソフトウェアやツール

数値シミュレーションではWRF, THERBforHAMなどの解析ソフトを使用します。

調査データの分析はExcel, R, JMPなどの統計ソフトを使用します。

 

研究についてのこだわり

今ある社会の需要に応えるだけでなく、新しい需要を生み出す研究にも挑戦していきたいです。

 

研究生活で最もわくわくしたこと、逆に最も落ち込んだこと

データ分析や文献調査を進めるなかで、新たな理解が立ちあがる瞬間に最もわくわくします。

 

大学院生へのメッセージ

自分の強みが活かせる場所やテーマに出会えるよう、頑張って勉強してほしいですし、お互い頑張りましょう。

 

大学院生の時何をしていたか

図書館に籠って色んなジャンルの本を読み漁ったり、尊敬する学者に会いに行ってました。

 

学際連携についての思い

良い建築とは何だろう?ということを真面目に考えていくと、学際的な研究にならざるを得ないと思ってます。

 

今後の研究・実践活動について

これまでの研究を社会実装に繋げられるよう頑張りたい。
 

おすすめの文献

〇環境デザイン講義、内藤廣著、王国社
〇風土-人間学的考察、和辻哲郎著、岩波文庫
〇感覚の分析、エルンスト・マッハ著、叢書・ウニベルシタス
〇流れとかたちー万物のデザインを決める新たな物理法則、A.ベジャン&J.P.ゼイン著、紀伊國屋書店

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