松下 智子准教授Tomoko Matsushita
専攻 | 人間共生システム専攻 実践臨床心理学専攻 |
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部門 | (キャンパスライフ・健康支援センター) |
コース |
修士:
臨床心理学指導・研究 博士: 臨床心理学指導・研究 |
講座 | |
九州大学研究者 データベース |
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K004448/index.html |
大学院生の頃は、自分自身の素朴な疑問や興味を持った著書などからヒントを得て、研究テーマを設定していました。今考えれば、自分のやりたいことをやっていたので、うまくいくかどうかは一種の賭けのようなものでした。その後、病院や学生相談などの職場で働くようになり、職場で求められる研究テーマにも取り組んできました。テーマが一貫していない面もありますが、それぞれ興味を持って研究をすすめていくと、自然と自分の中に蓄積される知識や経験があり、それらをいつかまとめていけるといいなと思っています。
調査研究では統計ソフトを使います。臨床研究では、会話や語りを分析することになります。もちろん、相手の許可が必要となります。
こだわりはない方だと思います。依頼されて行った研究も、非常に勉強になり、面白かったと思うことが多いです。実際的なところでは、結果からの考察が、勝手な思い込みにならないように気をつけたいというのはあります。
自分はこの研究で何が言いたいのかを、言葉や文章でうまく表現できないと感じるときもあります。でも、そこを何とか表現しようと模索していくと、自分の中でもはっきりしていなかったことが明らかになることもあり、とても面白いです。
自分の将来の仕事がまだはっきりしていない人もいるかもしれませんが、ご縁を大事にしながら、スキルアップしていけば、道が開けてくるのではないかと思います。本や論文を読む時でも、自分の内側から興味が湧くような、そんな著作を見つけられたら研究につながっていくのではないでしょうか。
臨床実践活動を続けながら、臨床に役立つ研究をしていけたらいいなと思っています。
○「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー著
○「あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ」ティク・ナット・ハン著
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