田上 哲教授Satoru Tanoue
専攻 | 教育システム専攻 |
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部門 | 教育学 |
コース |
修士:
現代教育実践システム 博士: 教育学 |
講座 | 国際教育環境学講座 |
九州大学研究者 データベース |
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K003115/index.html |
・恩師(中村亨九州大学名誉教授)が授業分析を行っていた。
・恩師の師である戦後社会科を創った重松鷹泰、上田薫の思想・理論。
・「社会科の初志をつらぬく会-個を育てる教師のつどい-」における研究や学び。
・院生の頃から学校現場に行ってビデオを撮って記録を起こして授業研究を行ってきた。
・授業の詳細な逐語記録に基づく授業分析。
・授業ならびに教育実践の記述的資料を用いた事例研究。
・データを様相的に処理して行う授業研究。
・授業に関する教師や元児童生徒への聴き取り調査研究。
・学校現場(一般の学校とともに、伝統的な研究校:富山市立堀川小学校、奈良女子大附属小学校など)における授業や研修・研究会。
・保存されている授業記録・教育実践記録(愛知教育大学に保管されている1万2千点以上の授業記録等、我が国の教育実践の重要な資料(史料)
・授業記録(文字記録・映像記録・音声記録)
・発言表等データを様相的に処理して作成したツール(立場や考えが異なる者同士の間のコミュニケーションを成立させる「共在の場」としてのツール)
・実践や実践者、また研究者の内在的基準に基づいて選定した抽出児
・実践に立ち戻っていける研究に。実践者が研究者と分かりあえるようなデータの処理の仕方、データの示し方。
・個に視座をおく。一人ひとりの子どものよりよき育ち、個々の教師のよりよき成長へのまなざしをもって。人間一人ひとりが消失しないレベルで成立する研究を。
・わくわく:子どもも教師も生きている、よい授業・よいクラスと出会った時。研究会や研修会で子ども一人ひとりの学びを丁寧に検討する時。よい記録や資料を検討する時。
・落ちこんだ:依頼された仕事(自分に期待されること)と自分とのズレが大きい時。
・重松鷹泰
戦後社会科を創った人物の一人で、授業分析を創始し、数多くの学校と関わって研究指導を行った。研究・実践に対する真摯な姿勢。とくに人生の最後の最後まで子どものために現場に関わる姿に感銘を受けた。
・上田 薫
戦後社会科を創った人物の一人。哲学者西田幾多郎の孫で、問題解決学習を理論づけ提唱した。多くの学校に関わるとともに、一つの学校(静岡市立安東小学校)と40年以上にわたり共同研究を行った。教育学は実践がより良くなることに結びつく学問。また、研究者として、学校に入って重要なことは教師をよく知ること。
・自分のスタンスを明確に!
・自分の視野を広げよう!
・研究に対するこだわりを大切に!
・研究のための研究にとどまらず、実践につながる研究を意識してもらいたい。
・自分の研究分野と直接には関係しない本をたくさん読んでいた。
・現場で力のある先生の良い授業を見る機会がたくさんあった。
・様々な方々の様々な専門領域の知見が活かせる良さがある。
・自分の視野の広がりにもつながる。
・現場と残されている資料の双方にかかわりながら研究を行う。
・学校だけでなく、広く地域の現場とかかわり方を模索しながら、他領域の研究者とも連携して字実践研究をすすめる。
○重松鷹泰『子どものための教育』、国土社、1990年。
○上田 薫『人が人に教えるとはー21世紀はあなたに変革を求める』、医学書院、1995年。
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