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大学院人間環境学研究院

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教員情報
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田中 真理教授Mari Tanaka

専攻 人間共生システム専攻 実践臨床心理学専攻
部門 (基幹教育院)
コース 修士: 臨床心理学指導・研究
博士: 臨床心理学指導・研究
講座
九州大学研究者
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研究内容

研究テーマ設定の背景

ひととの関係のなかで生じた素朴な疑問、これが研究の問いをうみだしてきました。

 

どうしてそんな風に感じるんだろう?なぜこんなふるまいをするんだろう?どんなふうにしたら“生きづらさ”が楽になるんだろう?等々…、これらの素朴な疑問が、障害児者の認知や社会性の特性と支援における研究の問いにつながってきました。

 

研究手法

量的研究および質的研究です。

 

どちらも研究フィールドとの協力関係がとても大切です。

 

研究生活で最もわくわくしたこと、

研究と臨床実践がつながった瞬間です。

 

そういうとき、自分たちの研究の意義を再確認し、さらに実践につながる研究をしなければと思いわくわくします。そして、研究の新たな発想を創ることができるよう、実践の場でのひととの出会いを大切にしなければと思います。

 

研究生活で出会った印象的な人物やエピソード

「障害者の死亡率はどうしてこんなに高いんでしょうね」。東日本大震災で障害のある子どもを亡くしたご家族の言葉です。障害があるから亡くなったのではなく、障害による社会的障壁(バリア)がこの高い死亡率の背景にあることを突き付けられた重い言葉です。

 

大学院生へのメッセージ

ユーモアのある真面目さで、自分を、ひとを、周りの世界をじっくりとみて、「自分にしか言えないことを、人にわかるように」、社会に向けて発信してください。

 

学際連携についての想い

臨床心理学・医学・脳科学・リハビリテーション学・人間支援工学・福祉経済学・社会福祉学・法学・教育学等々、多領域の専門の先生方との連携のもとに、障害者支援をすすめたいと思っています。思考の幅を広げ思索を深めるヒントは、自分の枠の「外」にあります。

 

今後の研究・実践活動について

障害による社会的障壁(バリア)をいかにとりのぞいていくか、について研究・実践活動を続けていきます。そのために様々な関連機関との連携を大事にしながらすすめていきたいと思います。

 

おすすめの文献

竹内敏春の「からだと思想」 藤原書店

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