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大学院人間環境学研究院

Faculty information

教員情報
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遠矢 浩一教授Kouichi Tooya

専攻 人間共生システム専攻 実践臨床心理学専攻
部門 人間科学
コース 修士: 臨床心理学指導・研究
博士: 臨床心理学指導・研究
講座 臨床心理学講座
九州大学研究者
データベース
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K000287/index.html

研究内容

研究テーマ設定の背景

日常的な臨床活動における実際的な支援方法についての検討の必要性から、研究テーマを設定しています。

 

研究手法

臨床実践(事例研究)・調査・フィールドワークを行っています。また、必要に応じて実験的手法を用いています。

 

調査対象や調査地についての解説

主に、対人関係性に障碍を有する子どもたちの対人スキル発達援助アプローチについて臨床心理学的に検討しています。特に、発達援助者側が障碍児・者に対してどのような働きかけを行えばいいのかといった、関係性の困難を働きかける側の問題としてとらえる相互作用論的視点から実践的に検討しています。こうした発達援助実践の場として、学府附属総合臨床心理センターでの「もくもくグループ」という集団心理療育活動があります。

 

また、発達障碍を持つ子どものきょうだいへの支援についての研究や、脳性まひを中心とする運動障碍児のリハビリテーションにも携わっています。

 

分析のためのソフトウェアやツール

活動について実践的な検討をすることが多いです。

 

研究についてのこだわり

研究の対象者は、必ず自らが支援的に関わっている方に限るという考えのもと、調査研究を行っています。

 

研究生活で最もわくわくしたこと、逆に最も落ち込んだこと

研究生活で最もわくわくするのは、クライエントが支援活動を表情豊かに楽しんでいる姿を見ることです。逆に最も落ち込むのは、不本意にクライエントや保護者をことばによって不安にさせてしまったときです。

 

研究生活で出会った印象的な人物やエピソード

日々関わる多くのクライエントそれぞれが印象に残っています。

 

大学院生へのメッセージ

自分の関心領域について深く考え、支援のあり方について多面的に体験を積み重ねていただきたいと思います。

 

大学院生の時何をしていたか

リハビリテーションの場や病院臨床の場で多くの経験を積み重ねていきたいと考え、実践していました。

 

学際連携についての思い

実際のクライエントに関わる臨床領域における学府内の学際連携のあり方を考えることそのものが課題になってくると思います。難しい問題です。

 

今後の研究・実践活動について

自分の関心領域は、学生との協力関係が不可欠ですので、相互を尊重した活動を進めていきたいと思っています。

 

おすすめの文献

理論もいいと思いますが、当事者のいろいろな体験談・体験記を読んでおくのもいいと思います。

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