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大学院人間環境学研究院

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教員情報
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重藤 迪子助教Michiko Shigefuji

専攻 都市共生デザイン専攻
部門 都市・建築学
コース 修士: 都市災害管理学
博士: 都市共生デザイン
講座 構造防災系講座
九州大学研究者
データベース
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K006225/index.html

研究テーマ

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研究内容

研究テーマ設定の背景

地表で観測される地震動は、震源の特性、震源から地震基盤に至るまでの伝播経路の特性、地震基盤から地表に至るまでの堆積層におけるサイト特性であらわされます。日本の都市の多くは、地震動の影響を受けやすい、厚い堆積平野・盆地上に広がっており、過去にも大きな地震被害が生じています。地震に対する建物の耐震性能を評価するためには、これらの特性を適切に評価する必要があります。災害に強い社会を目指して、観測された地震記録の解析から、主に都市が位置する堆積平野・盆地の地下構造モデルの高精度化、強震動予測手法の高度化に関する研究に取り組んでいます。

 

研究手法

日本周辺で地震が発生すると、防災科学技術研究所や気象庁、地方自治体などの各機関が設置している地震計で観測された地震記録が公開され、それらを解析することで、地震動の特性把握に努めています。また、地震計の設置密度が低い地域では、我々自身で設置して、観測することもあります。

 

調査対象や調査地についての解説

ネパール連邦民主共和国カトマンズ盆地から北海道の石狩平野などの堆積層における地震波伝播性状の研究、また、日本周辺の沈み込み帯で発生するスラブ内地震やアウターライズ地震の震源特性の研究について取り組んでいます。

 

分析のためのソフトウェアやツール

数値計算には、MATLABやFortranなどのプログラミング言語を使用し、その分析したデータの可視化ツールとしてGeneric Mapping Tools、AVSなどを使用しています。

 

研究生活で最もわくわくしたこと、逆に最も落ち込んだこと

ありきたりですが、何日も悩んだことに解決策が見えた時が一番嬉しく、わくわくする瞬間です。

 

研究生活で出会った印象的な人物やエピソード

恩師が仰った「観測記録が全てであり、観測記録は嘘をつかない。」という言葉が印象的です。観測記録に含まれる情報を正しく読み取れるように、丹念に取り組むことを大事にしています。

 

大学院生へのメッセージ

自分の専攻の勉強だけでなく、自分の興味ある分野や活動について積極的に挑戦して欲しいと思います。

 

大学院生の時何をしていたか

観測調査や国土地理院のインターンなどに参加しました。そこで、地震発生直後に観測記録が即座に入手できることの有難さ、さらにフィールドに出て記録を得ることの重要性を感じました。

 

学際連携についての思い

地震などの自然災害から、人々の生活や社会基盤を守るためには、学際的に連携して、問題解決に当たることが必須だと思います。

 

今後の研究・実践活動について

地域防災計画の基礎資料となるよう、研究に取り組んでいきたいと思っています。

 

おすすめの文献

○地盤震動と強震動予測―基本を学ぶための重要項目―、日本建築学会、2016。

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